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コラム

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【運用環境で2つに分類】PC検疫システムの2大方式を徹底比較

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社内ネットワークの安全性を保つため、未許可のPCやセキュリティ対策が不十分な端末の接続を制限する「PC検疫システム」。
しかし、いざ導入を検討しようとすると、製品ごとに仕組みや導入ハードルが大きく異なり、「自社の環境にはどれが最適なのかわからない」と頭を悩ませる情報システム部門や工場のセキュリティ担当者は少なくありません。

本記事では、PC検疫システムの主要な2つの方式(ネットワーク制御型・オフライン型)の仕組みやメリット・デメリットを客観的に比較し、自社の環境に合わせた失敗のない選び方をわかりやすく解説します。

管理外機器の検疫システム

「PC検疫 けんちくん®」

「PC検疫 けんちくん®」は、企業や組織のネットワークに接続される管理外機器(ノートパソコン、USBメモリ、DVDなど)の安全性を、 事前に検査・確認する検疫システムです。 設備や社内ネットワークに接続する前に、管理外機器の接続の可否を判定。ウイルスやマルウェアの侵入を未然に防ぎます。
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「PC検疫 けんちくん®」 ロゴ

PC検疫システムとは?

PC検疫システムとは、端末が組織のネットワークに接続する「前」に、セキュリティOSのアップデート状況やウイルス対策ソフトの有効性を検査し、安全基準を満たした端末のみを接続許可する仕組みのことです。

社内ネットワークにマルウェアを侵入させないための「関所」の役割を果たし、サプライチェーン攻撃や外部からの持ち込み端末によるセキュリティリスクを未然に防ぎます。

PC検疫システムの主要な「2つの方式」

PC検疫システムは、端末の安全性を検査し、通信を制御するアプローチの違いによって、大きく「ネットワーク制御型」と「オフライン・デバイス検査型」の2つに分類されます。

1. ネットワーク制御型(アプライアンス/NAC導入など)

ネットワーク制御型は、ネットワーク機器(スイッチ、ルーター、認証サーバーなど)と連携し、システム全体で端末の通信を制御する方式です。

端末がネットワークに接続を試みた際、認証サーバーや専用のアプライアンスが端末のセキュリティ状態をスキャンします。全社的なゼロトラストセキュリティの構築や、大規模なITインフラの一元統制、常時接続されている社内PCの網羅的な管理に適している点が特徴です。一方で、既存のネットワーク構成の変更や、対応するネットワーク機器の刷新が必要になるケースが多く、導入には一定のコストと期間を要する傾向があります。

2. オフライン・デバイス検査型(専用USBなどを用いた水際対策)

オフライン・デバイス検査型は、端末をネットワークに接続する「前」に、独立した専用のデバイス(専用USBなど)を用いてローカル環境でセキュリティ検査を行う方式です。

既存のネットワークインフラに一切の変更を加えることなく導入できる点が大きな特徴です。ネットワーク改修が極めて難しい環境や、日常的に社内ネットワークに接続しない外部業者の持ち込みPC、あるいは物理的な運用が中心となる現場において、手軽かつ確実な「水際対策」を実現します

【比較表】ネットワーク制御型 vs オフライン・デバイス検査型

2つの方式の主な違いを、導入コスト、既存環境への影響、適した環境などの軸で整理しました。

比較項目 ネットワーク制御型 オフライン・デバイス検査型
導入コスト・期間 インフラ刷新や初期設定に伴い、コスト・期間ともに大きくなりやすい 専用デバイスの導入のみで完結するため、低コストかつ短期間で開始可能
既存ネットワークへの影響 ネットワーク構成の変更や機器の調整・改修が必要 既存のネットワーク環境には一切影響を与えない(完全独立)
適した環境 オフィス網、全社的なゼロトラスト環境の構築、大規模なIT統制 工場・OT網、ネットワーク改修が難しい現場、外部業者の来客エリア
持ち込み外部メディアの検査 基本的にはPCのネットワーク接続統制がメイン 端末単体をオフラインで検査するため、持ち込みUSB等の中身も検査可能

自社に合ったPC検疫システムの選び方

【結論】

自社に最適なシステムを選ぶ基準は、「既存のネットワークインフラを刷新できるか(予算と期間)」および「誰のPCを管理したいのか」にあります。

全社的なITインフラを刷新できる場合は「ネットワーク制御型」

社内のオフィス環境を一から見直し、強固なゼロトラストネットワークを構築したい場合や、全社一括で数千台規模のPCを常時監視・統制したい場合には、ネットワーク制御型が適しています。全社規模でのシステム投資と、ネットワーク改修のための猶予期間が確保できる組織向けの選択肢です。

工場環境や外部業者の持ち込みPCを対策したい場合は「オフライン・デバイス検査型」

一方で、以下のような課題や環境を持つ組織には、オフライン・デバイス検査型が最適解となります。

  • 工場やOT(制御技術)環境: ネットワークを1秒でも止めることが許されず、既存のネットワーク改修が物理的・運用的に不可能な現場。
  • 外部業者の出入りが多い現場: 自社のセキュリティソフトをインストールさせることができない、外部パートナーや保守ベンダーのPCを管理したい場合。
  • 手軽かつ確実な水際対策を求める場合: 予算やリソースに限りがあり、まずは「ネットワークに繋ぐ前に危険な端末を弾く」という確実な水際対策を早期に実現したい場合。

オフライン検疫の最適解「PC検疫 けんちくん®」

ネットワーク改修が難しい環境や、外部からの持ち込みPC対策に頭を悩ませているセキュリティ担当者様におすすめなのが、オフライン検疫の強みを最大限に活かした製品「PC検疫 けんちくん®」です。

既存の環境に影響を与えない「完全エージェントレス」

「PC検疫 けんちくん®」は、検査される側(持ち込まれる外部業者のPCなど)に専用のソフトをインストールする必要がない「エージェントレス」仕様です。そのため、自社の管理下にない他社所有の端末であっても、事前のソフトウェアインストール手順を踏むことなく、その場でスムーズに検査を実施できます。既存の社内ネットワーク設定を変更する必要も一切ありません。

ネットワーク接続前の確実な「水際対策」

本製品は、ネットワークに繋ぐ「前」の関所として、完全にオフラインの環境で端末を検査します。専用のUSBを挿すだけで客観的に自動判定を行い、安全基準を満たしていない端末に対しては明確なNG判定を出します。これにより、危険な端末が社内ネットワークに接続されることを物理的に未然に防ぐ「水際対策」を可能にします。

まとめ

PC検疫システムには、大規模なオフィス全体の統制に向いている「ネットワーク制御型」と、特定の現場や外部端末の管理に向いている「オフライン・デバイス検査型」があり、それぞれ適した利用シーンが異なります。自社の予算、ネットワーク改修の可否、そして「誰のPCをどこで検査したいのか」を明確にすることが、最適なシステム選定への近道です。

「工場環境のセキュリティを強化したい」「外部業者の持ち込みPCからマルウェアが流入するのを手軽に防ぎたい」とお考えの方は、ぜひ既存環境に影響を与えず強固な水際対策を実現できる「PC検疫 けんちくん®」をご検討ください。

製品の詳しい仕様がわかる資料ダウンロードや、実際の操作感をお試しいただけるデモのご案内も実施しております。まずはお気軽にお問い合わせください。

\あわせて読みたい!次回のコラムはこちら/
今回、検疫システムには「ネットワーク制御(オンライン)型」と「オフライン型」の2つの大きなアプローチがあるとお伝えしました。

では、自社の環境に合わせてこれらを実現するためには、具体的にどのような技術やツールを選べばよいのでしょうか?

次回の記事では、これら2つの環境で活躍する、さらに具体的な「3つの検疫方式(専用ソフト型、ネットワーク制御型、オフライン・デバイス検査型)」について、それぞれの仕組みやメリット・デメリットを詳しく解説します。
自社に最適なシステムをより具体的にイメージするために、ぜひ続けてご覧ください。

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